サメが眠る入江。ロス・ペロス海岸ツアー。
2015年6月6日(土)。ガラパゴス諸島。サンタクルス島。
White-tipped reafsharkネムリブカが棲む入江。実際には、目撃することはできなかった。
ネムリブカは小型のサメで最大1.6m程度。細い体と短く幅広い吻、管状の前鼻弁、垂直の瞳孔を持ち、背鰭・尾鰭の先端は白い。底生で、主に深度8-40mで見られる。
メジロザメ類には珍しく、泳がなくとも呼吸することができる。日中は洞窟内で休むが、夜には集団で岩やサンゴの隙間を這い進んで探索し、硬骨魚・甲殻類・タコを捕食する。棲家をあまり移動せず、数年間に渡って同じ場所で休息する。
再び、船に乗って近くの桟橋に向かい、見学路を歩いて岩場のプールへ移動する。
ラス・グリエタス。
スペイン語で割れ目の意味で、火山活動により形成されたフィヨルドとなっている。岩場の間にできた自然のプールで泳ぐことができる。アカデミー湾の西端にあたる。
ラス・グリエタス。
階段を降りて、小規模のフィヨルド状のプールへ向かう。
ラス・グリエタス。
ツアー客のうち7割ぐらいがプールへ飛び込んだ。脱衣所はないので、初めから水着は着込んでいる。それが、ガラパゴスでのレジャー・コードとなっている。
無理して泳ぐ必要もない。
桟橋で寝そべるアシカ。
人をおそれず寝ていた。船に乗れず、邪魔なので追い払われた。
13時30分ごろにプエルト・アヨラの桟橋に帰り、ミニ・クルーズは終了。
セビーチェ。
桟橋近くのチャールズ・ダーウィン通りにはレストランが多い。タコが入っているのでセビーチェを注文。12ドル。日本人にはありがたいシーフードで、美味い。
体調も悪く、時間も中途半端なので、観光で歩き回る気もしない。スーパーで買い物をしてホテルへ帰った。ガラパゴスはツアー料金を含め物価が高い。この島だけになってしまったが、これで充分だ。
バルトラ島へ渡る桟橋に到着した路線バス。
6月7日(日)。グアヤキル行きの飛行機は10時25分発なので、ここへは8時30分頃着いた。バスターミナルはプエルト・アヨラの外れにあるので、ダーウィン通りでタクシーを拾った。運賃1ドル。バスは地元民も多く満員になった。運賃2ドル。
バルトラ島へ渡る桟橋。
フェリーは頻発しているので待たずに乗れる。運賃1ドル。
グアヤキル西の海岸。
バルトラ空港10時25分発の便でグアヤキルへ向かった。ガラパゴス諸島周辺は雲が多い。
グアヤキル付近の上空。
エクアドル最大の都市で人口350万人。河口に発達した都市で、キトの博物館の展示では古代からの文明がデルタ地帯で発達していたことを学んだ。
グアヤキル付近の上空。グアヤス川。
グアヤキルと聞いて知っていることは、新婚旅行中の日本人夫妻が銃撃された事件だ。2013年12月28日夜、新婚旅行中の夫妻はグアヤキル市内のレストランで夕食を済ませ、通りを走っていた「流し」のタクシーに乗りこんだ。その後、後をつけてきた8人組グループに銃撃され、夫は死亡、妻は大けがを負った。
中南米ではタクシーの乗客が一時的に誘拐されて金品などを奪われる事件が横行していており、流しのタクシーは危ないという。
グアヤキルのバスターミナル。
正面の巨大な建物がバスターミナルで、左側は郊外へのバスストップ。呼び込みの声がうるさい。
13時過ぎに、グアヤキル空港に到着。
グアヤキルを観光しようにも、本日は日曜日なので、市立博物館は休館。余り観光をしたい場所はない。ペルーのチクラヨへ行く夜行バスに乗る予定なので、バスターミナルの場所をインフォで尋ねると、タクシーで行けという。歩き方では空港に隣接しているはずなのだが。タクシー乗り場ではどこに行くのかとうるさい。チクラヨだというと、聞いたことのない町の名前を言う。国境の街までタクシーで行けと言っているらしい。とにかく、バスターミナルへ行け、と言うと、数分でバスターミナルに着いた。徒歩でも行けるが、15分ほどかかりそう。
バスターミナルの中は行先別のオフィスが無数にある。捜しても分からないので、インフォで尋ねて、右奥のシバ社のオフィスに到着し、乗車券を購入。運賃25ドル。
歩き方に新鮮なマグロを提供するという「寿司いさお」があるというので、タクシーで向かうと、市街地の中にあった。14時頃だったが、日本風の店内はほぼ満員。寿司盛り合わせ、天ぷらそばを注文。日本より美味いということはなかった。現地人も箸を器用に使っていた。
バスターミナルに戻り、ターミナル内の食堂などで待って、21時発のペルー・チクラヨ行きに乗車した。