チャチャポヤスからクエラップへ向かう途中の山岳風景。
2015年6月11日(木)。
早朝、ホテル前からピックアップされ、クエラップへのツアーバスに乗車した。
「北のマチュピチュ」とも例えられるクエラップ遺跡はナショナルジオグラフィックにより「一生のうちに訪れるべき50の場所」のひとつに選ばれている。
世界遺産への登録も検討されており、日本も2014年に日本国際協力機構(JICA)を通じて、チャチャポヤスを含むウトゥクバンバ谷の総合的な観光ルートを開発する目的で、3700万米ドルをペルー北部のアマゾナス州政府に融資している。
チャチャポヤスからクエラップへ向かう途中の山岳風景。
ペルー北部、アンデス山脈の東斜面に位置し、チャチャポヤスを州都とするアマゾナス州は、アマゾンの奥地に広がる山岳地帯にある。ここはかつてインカ帝国に征服される前、AD800年から1470年頃までチャチャポヤス文化が栄えていた。
標高3000メートルの山頂に築かれたクエラップは石造りの巨大な遺跡はその中心の要塞都市であったと考えられている。
山腹の中程に見える洞窟はチャチャポヤス文化時代の墓という。
チャチャポヤスからクエラップへ向かう途中の山岳風景。
チャチャポヤスからクエラップへ向かう途中の山岳都市。
クエラップ遺跡の登山口。
簡易なビジターセンターがある。昼食を経て、12時頃到着。
クエラップ遺跡の登山口。
駐車場から遺跡内部への入り口まで徒歩30分。
クエラップ遺跡へ登る。
左の山頂部に遺跡がある。
クエラップ遺跡へ登る。
登山口のビジターセンターを見下ろす。
クエラップ遺跡へ登る。
南端の城壁が見えてくる。
クエラップ遺跡へ登る。
城壁の東側へ回り込み、要塞都市への入口へ向かう。
クエラップ遺跡。
クエラップ遺跡は壮大な石の建造物で、高さ20~30mの石壁が要塞都市を囲むように作られ、その長さは約600mに及ぶという。
クエラップ遺跡。
途中にある建物は、多人数に遺跡を解説するときのためのもののようだ。
クエラップ遺跡。
クエラップ遺跡。
クエラップ遺跡。
要塞都市へ入る前に、全体図の前でガイドが説明をする。
スペイン人の記録によると、チャチャポヤスの人々は色白で美しかったといい、ガイドによると、金髪の女性がいたという。
クエラップ遺跡。全体図。
遺跡の長辺は約600mにおよぶ。遺跡の入り口は東側に2ヶ所、西側に1ヶ所あり、どれも内部に向かうほど狭くなっている。
遺跡内部は二層に大別され、南のプエブロ・バホ(下の村)には天上、地上、地下を表す三層の菱形模様や、ヘビを表したギザギザの装飾を持つ円形の構造物跡などが残っている。
南端には高さ5m、直径13.5mの「テンプロ・マヨール(主神殿)」と呼ばれる円錐形の建物があり、この中心に造られた深い穴からは人や動物の骨、植物の種、祭祀用と思われる食器などが発見されている。
北のプエブロ・アルト(上の村)の北端には、クエラップで最も高い「トレオン」と呼ばれる高さ7mの見張り台がある。チャチャポヤスの人々はここから敵の襲来をいち早く察知し、戦いに備えてきた。
クエラップ遺跡。
東の入口。要塞内へ登る通路は狭く、最後には人ひとりしか通過できないようになっている。
クエラップ遺跡。
入口へ向かう。