2015年6月11日(木)。
要塞内部へ向かう。都市を守る20mの高さを持つ大きな石壁の要塞では、入口通路が3か所に制限されており、そのうち北東の入口を登って内部に入る。
北東の入口。
要塞内へ登る通路は狭いので、渋滞が起きる。敵の侵入を阻む垂直の壁と、奥へ行くほど狭くなるという独特の構造を持つ入口である。
北東の入口。
要塞内へ登る通路は狭く、最後には人ひとりしか通過できないようになっている。
左右の高みから石でも落とされたら、堪らない。
石灰岩の床石には、重量物を運んだリャマの足跡が残っている。
北東の入口。上部。
中央のガイドの説明を聞く。
カリャンカ。
チャチャポヤス征服後、通路の城壁側に設けられたインカ帝国時代建物の遺構。カリャンカは大広間という意味の長方形の建物で、27m×8m。カリャンカは儀式用の部屋および訪問者の宿泊所として使われた。大量のインカ様式の陶器や丸い石が出土している。
狭い通路を進む。
周囲の風景。
ツアーバスが通ってきた道路が見える。
周囲の風景。パノラマ。
トレオン(塔)へ向かう。
トレオン(塔)。
高さ7m。上部地区の北端に築造された。基壇はDの形をしている。用途として儀式のためかシンボリックな象徴性を示すものかともいわれる。
大量の投石用の石が発見されているが、防衛のためでなく雨乞い用のものとみられている。石壁の内部からは人骨が発見されている。
建物の外壁遺構。
外壁内部には人骨が埋められているという。
段々状に残る建物の外壁。
外壁内部に残る骨。
北東部入口をその上部から見下ろす。
北の上部地区から中間地区を経て南の下部地区へ向かう。