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天狗城・松宇土 岐阜県山県市

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天狗城・松宇土。登山口。八月堂。岐阜県山県市葛原(旧美山町)。
2016115日(土)。
八月堂から往復。所要時間3時間10分。歩行時間2時間56分。
「名古屋周辺の山200」(山と渓谷社、2002年)所載。標高、天狗城684m、松宇土720m

午前中美濃加茂市で用事があったので、近辺の手軽な未踏峰を選択。
美濃加茂市を1030分過ぎに出発、1150分過ぎに登山口の八月堂へ到着。この先の貴舩神社が通常の登山口だが、駐車に便利な八月堂から登った記事がネットに多かったので、こちらを選択した。
早朝は気温8度だったが、正午頃は程好い気温になっていた。厚手のポーラーマックスのTシャツと中手の山シャツの2枚で充分。山頂付近はさすがに風が冷たかった。
近年はどこでもクマが出没するので、小さい熊鈴をザックに付けた。山中ではクマ出没の看板が数か所に掲示してあった。クマには出会わなかったが、山中では大型の鳥の羽音が聞こえた。
 
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45分に八月堂のすぐ裏にある天狗ヶ城登山口と書かれた柱のある地点を出発。獣除けネットの網の下を潜って登山道を登る。九十九折りを登ると建物が見え、その下を左へ登って行く。この山は左上への巻道が多い。北西方向へ登ればよい。
広くて緩い山腹になると、踏み跡が下草に覆われた箇所が3か所ほどある。下りで1か所ほど道を捜したが、登りで道を捜した様子を覚えていたので何とかなった。
 
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か所ほど天狗ヶ城への矢印標識があり、樹肌に白ペンキマーク、樹木に赤ビニールなどが巻いてあるので、迷ったときは目印になる。
窪地が多く、炭焼きの跡かと推定。昭和30年代までは人が活動し、通っていた道であろうと考えながら登っていった。尾根の北側に付けられた巻道を進む。貴舩神社との分岐となかなか出会えずに焦っていたら、この巻道の終点に赤い標識があり、南側の巻道が貴舩神社への下りだと思ったが、文字標識がないので、帰路は八月堂からの道を使うことにした。
ここからは山城の土橋のような平行道が続き、緩い上りになると神崎分岐に着いた。
 
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35分。神崎分岐通過。尾根の左右に道が分かれている。神崎への道はこのあたりではまだ明確そうだった。
 
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地蔵菩薩。神崎分岐から少し登って、開けた尾根の麓に置かれていた。磨滅しているが、現在も信仰の対象となっている感触は濃厚だった。
この先に送電鉄塔が唐突に現れる。空き地があり、展望があるようだが立ち寄らなかった。秋の陽は釣瓶落しなので、先を急ぐ。しばらく登ると、露岩に出るが、法則通り左に巻道がある。緩い登山道に黒色プラスチックの階段が見えてくると、通常の登山道程度のやや急な斜面の登りに変わる。
プラ階段は落ち葉で滑らないようのためだろうか。
 
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3分。天狗城・松宇土分岐に到着。
 
145分。天狗城に到着。史跡天狗城の標識と「住み着いた平家の落人」という案内板がある。富山県砺波での源平合戦の残党が住み着いたという。
山名標がないかと探したが、無かった。
1410分、松宇土へ向かった。西へ下り、アップダウンを3度ほど。右下に林道が見える稜線を登り切ると松宇土だった。
 
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31分。松宇土到着。
先にも登山道が続いているので、登山道の途中にあるような頂上だった。ひっそりと三角点が埋まっている。反対側は樹木がなく谷なので、風が吹き上がり肌に冷たくなってきた。
ポカリを飲み、梅とチョコレートを食べて、1440分に下山開始。
 
陽は傾きかけており、快晴とはいえ、山腹の北側巻道は暗くなりかけていた。貴舩神社との分岐では八月堂への下りを選択。緩い山腹の下りでは踏み跡が見えなくなる個所もあるので、慎重に下っていき、1555分に、まだ明るい八月堂登山口へ帰着した。
 
武芸川温泉は休止中で、秋にオープン予定の後継施設はまだ開業していない様子だったので、一路帰宅した。

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