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台湾の有馬温泉 花蓮県瑞穂 瑞穂温泉山荘 宿泊

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瑞穂駅西側地区案内図。花蓮県瑞穂。
20161129()
本日は花蓮で鉄道文化園区、松園別館を見学後、台鉄で南下して瑞穂駅で下車。13時からレンタル自転車で掃叭石柱、北回帰線標、瑞穂牧場を見学し、宿の瑞穂温泉山荘へ向かった。自転車は翌朝までで200元。雨を危惧したが、幸い降られなかった。
 
紅葉渓の橋を渡り、スマホマップで確認すると、このまま北に進めば、瑞穂温泉山荘の手前で、瑞穂駅から温泉地区へ西進する温泉路へ合流できると分かり、台鉄高架の下を潜って畑の中を進み、温泉路に合流した。
 
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紅葉部落射箭広場。入口。
このあたりは紅葉部落で、原住民の居住区である。自転車に乗り過ぎて疲れ果てていたので、見学はしなかったが、野外弓道場のようなものがあるのだろうか。左に、矢を射る人物と猟犬の石像がある。狩猟・栽培を生業としていたアミ族の伝統を想起させるランドマークであった。
 
ファミリーマート、小学校、警察署を通り過ぎて右折、自転車を押しながら瑞穂温泉山荘の別館が点在する坂を登り、左折すると瑞穂温泉山荘の玄関前に着いた。
 
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瑞穂温泉山荘。玄関。
歩き方の台湾の温泉地10選のうちの一つ。そのうち、透明でないのは白濁の陽明山温泉と金泉の瑞穂温泉の二つで、金泉で有名な日本の有馬温泉と同じ鉄を含む泉質をもつ温泉は、台湾ではここ瑞穂温泉だけ。
 
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瑞穂温泉山荘。古写真。
原住民はすでに源泉を発見していたが、温泉地としたのは日本統治時代で、一番古い温泉宿がこの瑞穂温泉山荘。
 
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瑞穂温泉山荘。古写真。
1912年に警察の招待所兼保養地、総督旅館として適翠閣の旧名で開業したという。戦後、1956年になり、民間に払い下げられた。
 
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瑞穂温泉山荘。和室。
歩き方を見て、ドミトリーが600元からと書いてあったので、ネット検索すると、割引料金があり予約。1744円。500元ほどだろうか。朝食付き。タオル・歯磨き・石鹸などのアメニティなし、テレビなし。全部持参しているので、問題なし。要するに山小屋泊と同じ。
 
この和室は相部屋で3人分の布団が置いてあったが、閑散期なのか客が少なく、シングルユース。畳に段差があるのは仕方がない。トイレも古い和式。
欧米人のカップルが18時過ぎに来て、同じ棟に泊ったようだが、大丈夫だったろうか。
 
温泉に入浴する前に、10分ほど歩いてファミリーマートへ行き、おでんなどを食べて夕食とし、夜食用の菓子を買った。途中にはローカルな食堂もあるが入りにくい。
 
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瑞穂温泉山荘。露天風呂。
事前に下見した。受付から露天風呂方向へ出るとデッキがあり、布屋根の下にミニプール状の浴槽がある。炭酸鉄温泉なので、鉄分は茶褐色を呈する。
豊富な鉄分は、造血作用も持つため、貧血や婦人病、更年期障害、不妊に効き、筋肉痛、関節痛、皮膚病にもよい効果があるという。
 
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瑞穂温泉山荘。露天風呂。
デッキを下り、浴槽面に近づく。手前には入りやすい湯温の一番大きな槽、その右に熱めの浴槽「熱水池」、その右上に眺望のよい浴槽「観景池」の3つの浴槽がある。
右側のシャワー小屋で水着に着替えて浴槽に入る。
個室風呂棟が左上にあり、10室ほどある。当然ながら水着なしで入浴できる。
 
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瑞穂温泉山荘。露天風呂。
立ち寄り湯にも対応しているので、若い夫婦が子供連れで来ていた。戦前から子宝(特に男の子)に恵まれるとして有名だったという。
 
受付の女性に個室風呂にも入れるか尋ねるが、分からなかったらしく、日本語が話せる男性を呼んだ。確かめると、入れますということだった。部屋に帰り、水着とタオルを用意して、靴箱に用意されているスリッパを履いて、まず露天風呂に行き、右側のシャワー小屋で、水着に着替えて浴槽に入った。先客は先ほどの家族3人のほかに台湾人中高年グループ男女4人ほどが入っていた。
 
泉質は有馬温泉の金泉を薄めた感じだった。とはいえ、今回の旅行で入った中では一番温泉らしい温泉だった。
 
露天風呂から階段を上がり、個室風呂棟に移動。使用中の部屋が多い。本当に入っているのか、露天風呂の水着替えのための兼用にしているのだろうか。空室を見つけ、中に入る。浴槽に湯が入っていないので、自分で栓を回して温泉を入れた。日本人にはこちらのほうが向いている。
 
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瑞穂温泉山荘。食堂。
20161130()
朝食だけは用意されている。8時からと、前日聞いたときに、台東行きが810分、936分なので、9時台だと台東での見学時間が短縮されるので迷ったが、朝食の誘惑に負けた。
簡素な中華風ビュッフェだったが、饅頭の豚肉餡が美味くて食べすぎてしまった。
 
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瑞穂温泉山荘。食堂から南西方向の風景。
山並みは左が海岸山脈、右は中央山脈が東に尾根状に張り出した舞鶴台地だが、山には霞みがかかっていた。
 
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瑞穂温泉山荘。食堂から南西方向の風景。
徐々に霞が晴れていった。アミ族やブヌン族の集落が見渡せるというがよく分からない。
 
830分過ぎに、瑞穂温泉山荘を出て、自転車で瑞穂駅へ向かう。
 
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紅葉村の警察署から瑞穂温泉山荘方向。
瑞穂温泉山荘は正面の虎頭山麓の高台にある。
 
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土地公廟。
紅葉国小を経て温泉街を進むと、すぐ左側に土地公廟への道標があったので、立ち寄った。これが、いわゆるコンカイ(公堺)かもしれないと思ったからである。
サイクリングロードの休憩所公園でもあるようだ。
 
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土地公廟。福徳宮と書いてある。
 
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土地公廟。正面は福徳正神。
平埔族の壺を祀るコンカイを期待したが、単なる漢民族の廟のようだった。
 
瑞穂駅のレンタル屋には9時頃到着し、自転車を返却した。
瑞穂駅へ行き、936分発の自強号新左営行きで台東駅までの乗車券を購入。時間が有り余ったので、コンコースの地下通路を歩くと、無料の仏教書籍頒布コーナーがあり、数十冊の本が置かれていたので、2冊ほど受領した。

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