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ロタ島東部・中部を北上空から眺める。2013年4月12日(金)。本日は3日間の最終日。ロタ島へ日帰り観光。戦災を受けていないロタ島には古代から近代までの史跡が残っている。自宅で調べると、フリーダム・エアだと1泊が必要になるので、240ドルの日帰りツアーを予約した。往復運賃は190ドルと聞いたので、サイパンでの空港・ホテル間のタクシー利用を考慮すると安いようだ。日航の撤退以来、サイパン旅行は高くつくようになった。Clik here to view.

ホテルから8時過ぎにピックアップされ、サイパン空港へ。送迎バスには6人乗車したが、二人はテニアン往復で、私と3人の女性家族連れがロタ行きだった。便はスターマリアナズエアーで、2日前までその存在を知らなかった。カウンターで体重検査を受けて、待合室で待つ。9時過ぎに、搭乗案内があり、機内へ。セスナ機には私たち日本人4人とロシア人男女4人が乗り組んだ。機長は韓国人風の顔をしていた。
今日は2日前と違って雲が多く、テニアン島も見えない部分が多かった、ロタ島上空へは25分ほどで着いた。ロタ島は東西に長く、空港のある東部は低地で、中央から南東部にかけ台地があり、高くなっている。
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ロタ島上空。衝突しそうになるぐらい中央台地が眼前に接近。このあと左旋回して空港へ向かう。 Clik here to view.

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ロタ島上空。島東部中央に空港、その北側にロタリゾートがあり、その北海岸に古代チャモロ人の住んだ住居が残っている。Clik here to view.

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ロタ空港。空港施設の西奥に中央台地が聳えている。9時50分頃到着。Clik here to view.

ツアーの起点になるロタリゾートへミニバンで移動。レンタカーと係員が来て、手続きをした。アイランドレンタカーの車を保険込みで半日74ドル。係員に中央台地への道などは大丈夫かと尋ねると、ゆっくり走ればOKと回答。実際にそうだった。女性3人は午前中ビーチ、午後は島内観光のコースへ出発。16時30分頃にホテルへ集合予定。私は受付で地図を貰い、トヨタヤリスに乗って島内観光へ出発。まず、ロタリゾート付近の北東部へ進む。
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シュガートレイン(サトウキビ列車)のSL。日本統治時代、南洋興発は島内にサトウキビ運搬用の鉄道路線を運行させていた。道路のすぐ右横にあるので分かりやすい。レールも残っており、リアルである。Clik here to view.

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シュガートレイン(サトウキビ列車)のSL。割と状態は良い。野ざらしなので保存の今後は心配。Clik here to view.

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シュガートレイン(サトウキビ列車)のSL。Clik here to view.

しばらく、進んで左折し、古代チャモロ村を目指すが、通り過ぎてしまい、思い切ってそのまま、アス・マモス・クリフへ向かった。道路はさほど荒れていない。
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アス・マモス・クリフ。島の最東端にある景勝地。断崖絶壁に太平洋の荒波が押し寄せる。Clik here to view.

道を戻り、古代チャモロ村へ。
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モチョン・ラッテ・ストーン・ビレッジ。古代チャモロ人の住居跡。グアム・サイパン諸島を通じて、初めてオリジナルの村跡を見学できた。ロタ島はサイパン島やテニアン島に比べ、サトウキビ・プランテーションに適していなかったこと、戦災に合わず、戦後の開発も大規模でなかったのでラッテ・ストーン・ビレッジが比較的残っている。Clik here to view.

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モチョン・ラッテ・ストーン・ビレッジ。北東海岸の段丘上に位置しており、数棟が建てられていたようだ。Clik here to view.

このあと、空港の東側にあるタガ・ストーン遺跡へ。島の代表的な史跡なので、本道に標識があり、脇道へ入って行く。
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タガ・ストーン遺跡。石切り場の横に英雄タガの像を置く円形の基壇が造成されていて、歴史公園風になっている。広い道路の三叉路地点にあり、すぐ分かる。Clik here to view.

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タガ・ストーン遺跡。ラッテ・ストーンはグアム・サイパン・テニアンで発見されるが、ここはその石の切り出し場である。この遺跡の石のサイズとテニアンにある石のサイズがほぼ同じであるという。ロタからテニアンまで約100劼旅厦を運んだことになる。ラッテ・ストーンは古代チャモロ時代のうち、9~15世紀ラッテ期の所産である。Clik here to view.

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タガ・ストーン遺跡。長さ約4mの角柱と直径約2mの半円球がワンセットである。4基2列が住居の土台になったので、ここにも8セット分の石が切られているようだ。Clik here to view.

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タガ・ストーン遺跡。Clik here to view.

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タガ・ストーン遺跡。Clik here to view.

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タガ・ストーン遺跡。Clik here to view.

島の北東岸にあるバード・サンクチュアリへ。
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バード・サンクチュアリ。太平洋を見下ろす断崖に野鳥観察用の遊歩道が設けられている。下には自然のプールが見える。Clik here to view.

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バード・サンクチュアリ。左側の断崖が営巣地のようで、多くの海鳥が上空を飛んでいる。Clik here to view.

このあと、空港方面へ戻り、中央台地のサバナ高原へ登って行く道路を探す。
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空港東のシナパル地区は人口がソンソンよりも多く、島の中心地という。案内板のある三叉路を南へ向かって登り、舗装路が地道に変わり、海が見えてくる地点に日本軍の砲台跡があった。Clik here to view.

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サバナ高原東麓にある日本軍の砲台跡。人工的に掘られた洞窟と窪地に大砲が残されている。サバナ高原の頂上台地へ向かい、坂道をさらに登り、高原頂上台地の道を進む。まもなく慰霊碑公園の標識にほっとする。Clik here to view.
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サバナ高原。高原の中央にある戦没者慰霊碑。広大な公園の中にある。1997年2月25日付の岐阜県可児市、可児造園組合の石碑がある。高原の頂上台地は平坦で、周囲を高く囲まれて、海を見ることができない。Clik here to view.
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サバナ高原。乾季の終わり頃のせいか、道路状況は悪くなく、4輪駆動車でなくても走ることはできる。地図によると、慰霊碑公園から西北へ抜ける道路があるようなので、西進すると、Y字路に出て、道跡のはっきりした左を進むと、通信施設に出て、前進できず、引き返した。Y字路を右の高台へ向かう道は雑草に覆われ、余り使われていそうもないので諦めて、往路を引き返して、北岸道路を西進し、ソンソン方面へ向かった。Clik here to view.