ルカイ族の伝統的住居。魯凱(ルカイ)族文物館。
2016年12月3日(土)。屏東県。霧台。
2階のベランダにルカイ族の伝統的住居が移築されている。集落を見学したが、石板造の伝統的住居を見ることはできなかったので、貴重な建物である。
ルカイ族の伝統的住居。
ルカイ族の伝統的住居の平面は長方形である。一つの扉、二つの窓、二つの屋根窓、通常、木材が梁、柱、天井に使われるが、その他はすべて石材である。
前庭やトーテム像は石板が彫刻される。多くの場合な東に面した山の斜面に建てられる。
前面の壁は大きな石板を直立させて造られる。側面や背面の壁は石材を積み重ねて造られる。
住居は夏は涼しく、冬は暖かい。軒高は約1mと低いので住人は腰をかがめて入室しなければならない。
室内で最も聖なる空間は中央の柱である。祈りの行為は全てこの場所を中心に行われ、武具類もここに置かれている。寝室、豚小屋、竈、座り場などを有すれば十全な石板の住居となる。
ルカイ族頭目の住居。写真。
入口。扉。ルカイ族の伝統的住居。
室内の飾り板。
壺などの置き棚。
竈。
座り場。
座り場。