プクバヴァン(富谷湾)・エリア案内図。
2016年12月3日(土)。屏東県。三地門。台湾原住民族文化園区。
台湾原住民族文化園区は原住民族諸族の伝統建築を野外展示する博物館といってよい。入口・導入ゾーンの次は、タマルワン(塔瑪麓湾)・エリア、ナラワン・エリア、最奥のプクバヴァン・エリアと続き、タマルワン・エリアとプクバヴァン・エリアが体験コーナーを併設した野外建築博物館となっている。両エリアは斜面を切り開いて開発されたので、バス道路を挟んで上下地区に分かれている。
1時間弱しか見学しなかったので、半分も見学できなかったが、各民族別にミニ集落を再現し、頭目の家、祖霊屋など機能・用途の違う建物を配置しているので、生活の雰囲気は感じられる。
プクバヴァン・下エリアには、パイワン、ルカイ、サオの伝統建築がある。
パイワン族の頭目の住居。間取図。 (拡大可)
説明文には、内部の床は石板が敷かれている。若夫婦の寝室は入口側で警備的な役割を持つ。老夫婦の寝室は火床に近い場所にあある。天窓は夜明けの最初の光が祖霊の柱に当たる位置に開けられている。と記してある。
間取図では男の部屋が入口近く、女の部屋が火床に近い部屋、頭目は奥の部屋になっている。
パイワン族の頭目の住居。
パイワン族の頭目の住居。
彫刻された石柱が立つ。
パイワン族の頭目の住居。内部。
パイワン族の頭目の住居。内部。
パイワン族の頭目の住居。内部。
ルカイ族のアリ(阿禮)村頭目の住居。間取図。
霧台郷アリ村。
左が作業室。本屋左に入口、その右、年少男子の石板床、居間、年少女子の石板床。入口奥から右に木製穀物桶、祖先像立柱、年長者木製床、壺・猟具陳列棚、火床。右の小部屋が便所、豚舎。
ルカイ族のアリ(阿禮)村頭目の住居。
パイワン族頭目の住居と前庭。配置図。
前庭に石壇と彫刻石柱が置かれる。住居の入口右から、年少男子の石板床、父母の石板床、年少女子の石板床。奥には老人用床、宝物処、木彫柱。便所と豚舎は入口の反対側に置かれる。
パイワン族頭目の住居と前庭。
パイワン族頭目の住居と前庭。
パイワン族。祖霊屋。来義郷南和村。
五年祭のときに、祖霊が招かれる。祖霊の仮面が掲げられている。
パイワン族。祖霊屋。来義郷南和村。説明板。
1995年に鳥居龍蔵が撮影した写真展が開催されたときに、祖霊祭が行われ、祖霊屋が建てられた。
パイワン族。祖霊屋。来義郷南和村。説明板。