左奥に名古屋駅の高層ビル群、名古屋ドーム。中央奥に名古屋市守山区の小幡緑地。中央に尾張旭市の森林公園。右は品野方面の丘陵地。
名古屋市付近で簡単な山トレにふさわしい山、展望のよい山として、従来は春日井市の道樹山・弥勒山に登っていたが、2017年の夏から瀬戸市の岩巣山を使うようになった。道樹山は雨後になると、滑りやすくなるので、ドライになるまで日数を要し、なかなか登れない日が多い。
岩巣山は雨の翌日でも問題なく登れるというのがメリットである。登山道の乾きが早く、一部で登山道に水が溜まっていても土手を歩けば問題はない。
1996年に始めて登ってから5年後まで数回登っていた。2001年、幌尻岳の沢登り用にウエィディングシューズを購入したときに、試し履きに公園内の川で使ったこともある。2017年6月に久し振りに登ってみて、手頃な山だと再認識した。トレイルランの訓練コースになっているようで、尾根上はランニングも安全にできる。
登山口は瀬戸市の岩屋堂公園。駐車場は無料で、一部のみ7・8・11月の全日が有料になる個所があるが、無料部分は広いので、料金を取られることはまずない。
展望を期待するなら、西に名古屋駅方面があるので、午前中の展望が望ましい。
岩屋堂公園から展望台まで16分、元岩巣基部まで28分、岩巣山まで10分。合計54分。下り46分。
登山コースは、元岩巣から二つ目の標識まで東海自然歩道のルート。岩巣山に対する指導標はなく、岩巣山北麓の「白岩」、「市道」、「定光寺」方面の東海自然歩道を意識した道標しかないので、注意が必要。指導標があれば、すべて左折すればよい。
これらの指導標は岩巣山登山を念頭において、今後追記する必要がある。
間違えて、岩屋堂左を直進して、廃屋に至り、右の正規登山道へなんとか達したが、無駄な時間を消費したことがある。
登山ルートの中で一番の急登が10分ほど続く。岩巣山展望台から先は登り坂があっても、この区間ほどの急登はない。
左へ巻いて、右へ登り返すと岩巣山展望台に着く。
岩巣山展望台ではなく、岩屋堂展望台に改称すべき。
右奥は小幡緑地を先端とする丘陵地。左手前は瀬戸市の菱野団地。右手前は東海環状自動車道。
この先はアップダウンが続く。
道迷いと誤解させる谷間の湿原地帯を進む。20年前に初めて歩いたときも、2017年6月に久し振りに歩いたときも不安になってしまった。
二つ目の土橋には、最近の倒木が横たわっている。この先、登山道中央が川のようになっている時があるが、土手を通れば問題ない。
登山道に白砂が混じってきて、御在所岳中道の花崗岩地帯の掘割り道のようになってきて、一登りすると、元岩巣の基部に着く。
峠のようになっていて、右の白岩方面へ直進して下っていく東海自然歩道とここで別れる。
道標の下の白い注意看板では岩巣山からの帰りに迷った事例が紹介されている。
右の方が広い道なので、道標に気づかず、うっかり下ってしまったことがある。
左の岩巣山へはしばらく水平道だが、元岩巣より標高が低いので、下りが多くなる。
左方向の先に岩巣山への道が続いている。
大岩の下を右に巻いて進み、登ると岩巣山の山頂に出る。
下りは、岩巣山展望台からの石段区間だけ慎重に下りたい。