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台湾 九族文化村 パイワン族 佳平社(カピヤン社)頭目ヂグルル家の住居

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パイワン族佳平社(カピヤン社)頭目ヂグルル家の住居。九族文化村。日月潭。
2017106日(金)。
カピヤン社頭目ヂグルル家の住居で、1935年にパイワン族頭目家の典型的住居として総督府から史跡に指定された。
カピヤン社は旧高雄州潮州郡南大武山西方クワルス渓右岸、標高728mの地点に所在した。のちに移住して、現在は屏東県泰武郷佳平村にあり、泰武郷公所の所在地となっている。
当時の戸数69戸、人口287m。パイワン族中古い蕃社であり、台湾南部に居住するパイワン族においてはカピヤン社を故地とするものが多い。
 
この住居の平面は矩形、平入りで入口は右側に設けられた。切妻屋根でスレート葺。
 
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パイワン族佳平社(カピヤン社)頭目ヂグルル家の住居。案内。
千々岩助太郎は1937年に調査している。旧址は埋没し、復元した。
 
当時、カピヤン社にはカタラバン家、ラジヤバン家、タロアヂャバイ家の3家があり、タロアヂャバイ家は廃絶したヂグルル家の分家であった。
ヂグルル家は約20代前の1340年頃に下パイワン社からカピヤン社に来て蕃社を創設した家系という。約19代目の頭目トロジ金果禄が1920年ごろ死没したため、当家屋は居住するものがなく、祭祀時のみ使用されていた。
トロジの長女は他社に嫁して死没しており、次子(男子)は蕃丁の後妻の子であったため、分家してタロアヂャバイ家を名乗り、準頭目家となり、ヂグルル家の相続者となった。
 
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説明板。
この住居の特徴は室内の前室・後室の間に立てられた祖霊柱である。男性像は初代と2代目の頭目のものと推定され、寝台近くにある女性像は、四面に浮彫りされている。
 
居間中央の男性像祖霊柱の間には棚が設けられ、家宝として同族が神聖視する大小の素焼きの古甕が多数置かれ、また多猟を誇る獣の下顎が多数飾られている。
穀倉は聖なる棚の後ろにあり、その前面は祭祀場として使用していたとみられる。
 
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平面図。説明板。
内部には穀倉、豚舎がある。
 
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佳平社(カピヤン社)頭目ヂグルル家の住居。内部。婚礼の展示。
 
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佳平社(カピヤン社)頭目ヂグルル家の住居。内部。婚礼の展示。柱。
 
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カピヤン社。(千々岩1960
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カピヤン社頭目ヂグルル家の住居。(千々岩1960
)。
 
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カピヤン社頭目ヂグルル家の住居。室内。(千々岩1960
)。
 
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カピヤン社頭目ヂグルル家の住居。室内。(千々岩1960
)。
 
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カピヤン社頭目ヂグルル家の住居。室内。(千々岩1960
)。
 
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カピヤン社頭目ヂグルル家の住居。平面図。(千々岩1960
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カピヤン社頭目ヂグルル家の住居。断面図。(千々岩1960
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カピヤン社頭目ヂグルル家の住居。司令台。(千々岩1960
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カピヤン社頭目ヂグルル家の住居。司令台上部。(千々岩1960
)。
 
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カピヤン社頭目ヂグルル家の住居。穀倉。(千々岩1960
)。

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