2017年10月6日(金)。
三宝は天上の神がパイワン族の祖先に授けたもので、所有者の地位と権力を示す。
古陶壺は祖先が生まれ、祖霊が住む場所と信じられている、青銅刀は神仙の杖とよばれ、頭目の家にだけ伝わる。ガラス玉は先祖代々受け継がれてきた宝玉である。
平埔族が壺を祀る風習と関連があると思われる。壺の中には本来は海水が入れられていた。
下三社の集落は茂林(Torlukan)、萬山(’Oponoho)、多納(Kungadavane)がある。萬山は漢族からマンタウランとよばれる。
九族文化村の最上部に復元されている。
タオ族は船や住居の用途とする樹木に符号のような絵で自他所有の識別をしていた。
ブヌン族加年端社(カネトワン社)頭目のタロン・マグラパンは父親の記憶に基づいてヒノキ材の長さ約90㎝、幅12㎝の板に絵暦を刻み記した。
太陰暦に基づいて、農事や祭事の絵暦を記した。アイコンが文字の代用として使われた。打耳祭や新生児の経年儀式なども記されている。
ブヌン族は太陰暦を使用し、縄の結び目で日付を記録する。月ごとの祭儀は月の満ち欠けに基づいて行われる。
齊庫灣部落の頭目の家にあった板に記された人と動物を組み合わせた記号。