パイワン族・ルカイ族貴族家屋楣(まぐさ)の収蔵経緯。九族文化博物館。九族文化村。日月潭。
2017年10月6日(金)。
原住民管理のため、日本統治時代に多くのタイヤル族・ブヌン族は部落を移住させられた。パイワン族・ルカイ族は戦後国民党政府により多くが移転させられた。東ルカイ群の大南社、西ルカイ群の好茶社、パイワン族の古楼社、来義社、佳興社、力里社などがその例である。
1960年代以降、日本人が経済復興にともない、台湾を観光で訪れて原住民の文物を、特に小物を民芸品として買い集めると、台湾人古物商たちも収集を始めた。(以下欠)。
パイワン族・ルカイ族は装飾芸術を得意としている。家屋の梁や入口の上にある太陽、百歩蛇、人、人頭の文様は頭目の氏族しか使うことはできず、階級や地位を象徴する特別の意味を持っている。
一般平民は動植物の文様や幾何文様を用いた。
パイワン族・ルカイ族貴族家屋楣(まぐさ)。展示コーナー。
多数の楣が展示されている。数量的には順益博物館より多く、台湾国内では一番多いと思われる。
霧台・大南式楣(まぐさ)文様。霧台社。
人頭双巻耳文。双巻曲蛇文。下は三角横文(山形文)。タブ材。
ルカイ族は中央山脈南部の東西両側に住む3群に分けられる。山脈西側の屛東県霧台郷に西ルカイ群、高雄県茂林郷に下三社群の2群が、山脈の東側に台東県卑南郷の東ルカイ群(大南群)が住む。
霧台・大南式楣(まぐさ)文様。霧台社。
勇士狩猟。鹿。双頭蛇人頭。動物。ヒノキ材。
霧台・大南式楣(まぐさ)文様。霧台社。
双人頭。二対蛇。戦後の作品。カシ材。
霧台・大南式楣(まぐさ)文様。
人頭双手組。双頭蛇。頭髪冠。双手。タブ材。
霧台・大南式楣(まぐさ)文様。
双蛇。双人。カシ材。
霧台・大南式まぐさ。大武社(屛東県霧台郷)。タイワンオガタマ材。
霧台・大南式まぐさ。大武社(屛東県霧台郷)。タイワンオガタマ材。
霧台・大南式まぐさ。大武社(屛東県霧台郷)。タイワンオガタマ材。
霧台・大南式まぐさ。霧台社(屛東県霧台郷)。ヒノキ材。
霧台・大南式まぐさ。霧台社(屛東県霧台郷)。ヒノキ材。
霧台・大南式まぐさ。カシ材。
霧台・大南式まぐさ。カシ材。
霧台・大南式まぐさ。カシ材。