2017年10月6日(金)。
住民集落景観区の見学を終えてから、下部にあるアミューズメントワールドの端にある無料の九族ロープウェイに乗って、最上部の日月潭ロープウェイ山上駅へ戻った。
九族文化村入園券は日月潭ロープウェイの往復乗車を含んでいる。
意外だったのは、運行時間が16:00が最終だったこと。偶然、17時40分頃だったので、よかったが、九族文化村の閉館が17時なので、その頃でも充分運行していると思い込んでいた。
日月潭ロープウェイ九族文化村駅から、ロープウェイに乗ると、途中の山越えの尾根までは山しか見えない。尾根を越すと、日月潭が見えてきた。16時ごろなので、ガスがかかっていた。10時30分の運行開始に合わせて乗車したほうが、空気の透明度が高いとは思うが、天候次第である。
ロープウェイの日月潭駅から近くの船着き場である伊達邵(イタサオ)まではかなり距離がある。どうなっているのか思うと、湖畔沿いに歩道があり、多くの人が歩いていた。
駅を出た所に、日本式の赤い鳥居があり、観光客が写真を撮っていた。
伊達邵に着き、遊覧船で対岸の中心地である水社へ渡る方法もあるが、大して期待していなかった。埔里で入手した南投客運のバス時刻表に伊達邵から湖畔道路経由で水社に向かうバスが16時30分・40分にあるので、それを利用することにして、伊達邵の土産屋の女性にバス停の位置を教えてもらい、バスに乗車した。文武廟を経由し水社のバス停で降りた。
5月下旬にアゴダで宿を予約したが、金曜日ということもあり、料金は高い。一番安いドミトリー形式のLove Home Lake Hotel(日月潭樂奉會館)を予約した。料金は2648円。名勝街34号という場所にあり、船着場の通りにあり、ロケーションはよかった。バス停から10分弱の距離。
室内にはベッドが二つ置いてあるだけで、相客は台湾人の中年男性。バイクで旅行に来たと言っていた。
名勝街の道路向かいの大飯店のメニューでは、総統魚丸ごと一匹のメニューもあるが高い。この定食は豚足、キノコのスープ、山菜炒めでバラエティーに富んでいて、満足できるものだった。
総
統魚。阿栄邵族麺。期待していなかったが、実際には美味かった。コイ科の魚だが臭みがなく、身は白くて柔らかでクセがない。小骨が多いのが難点だが、切り身の少量なので気にならない。
2017年10月7日(土)。
本日は日月潭の水社バス停から8時10分のバスに乗り、集集線車埕経由で嘉義へ向かう。嘉義には15時ごろに着いて、10月9日の阿里山鉄道の乗車券を購入しなければならない。
宿を出て、昨日の小公園から湖を眺めてみた。早朝のせいか、湖の中ほどにある拉魯島は昨夕よりよく見えた。この島はサオ族の人々が精霊の集う場所としていた聖地で、日本統治時代は玉島、戦後は光華島と呼ばれた。現在はサオ族の呼称に従って拉魯島と呼ばれている。日本統治時代に設けられた神社の石段が残っているのだが、遠くて確認できない。
バス停道路に出ると、軽食屋があるので、軽い朝食を食べた。ホテルでは、バスセンター2階の食堂を案内していたが、高い。セブンイレブンもあるので、朝食などは問題ない。
南投客運の車埕行きバス8時10分発に乗車した。どこから発車するのか、係員に確かめると、バスセンター側ではなく、やはり道路北側だった。バスは小型で、水里で下車するおばさんたちが数人乗車した。
水里から、車埕へ向かうと、単線の集集線と併行する面白い風景が続く。8時40分ごろに、車埕へ到着。