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台湾 新北市 「十三行博物館」 十三行文化 その3

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復元墓および出土品展示室。十三行博物館。新北市八里。
20171017日(火)。

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埋葬の状態。
 
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出土した銅銭。開元通宝(唐)。乾元重宝(唐)。大平通宝(宋)。至道元宝(宋)。威平元宝(宋)。
 
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出土した銅銭。
遺跡からは90枚以上の中国製銅銭が出土しており、多くは唐・宋の時代のものであるが、中には魏晋南北朝の五銖銭(ごしゅせん)も出土している。中国との交易や物々交換により得られたものと考えられる。
銅銭の縁には穴が開けられており、糸が通せるようになっていた。十三行の人々は貨幣というよりも装飾品と使用していたとみられる。
 
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人型のデザインをした青銅製の刀の柄。
Bronze Knife Handle
 
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人型のデザインをした青銅製の刀の柄。
Bronze Knife Handle
遺跡からは11個の青銅製の刀の柄が出土した。刀の部分は鉄製なので、腐食して残っていない。。立っている人型のレリーフが特徴で、生き生きとした表情と、身につける各種のアクセサリーが見える。
来源は不明で、十三行人が作ったのではなく、他民族との交易で得たものだと思われる。台湾南部パイワン族の貴族は同種の青銅刀を祭祀用に伝来している。
 
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銅器。遺跡からは矢尻、鐘、刀柄、容器など
200個以上の銅器が出土した。
交易や交換を通して中国や東南アジアから得たとみられる。
 
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ガラス製の耳輪。円滑な表面は、製造技術の高さを表している。墓所付近や副葬品の土器の中で発見される。
 
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ガラス製の腕輪と耳輪。中国や東南アジアで造られたものとみられる。
 
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金製装飾品。遺跡からは
20個以上の金製装飾品が多くは副葬品として出土した。
 
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銀製耳輪。遺跡からは
11個の銀製装飾品が多くは副葬品として出土した。うち、7個は耳輪である。
 
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陶製玉飾り。ガラス製玉飾り。
 
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ガラス製玉飾り。
 
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人獣型宝玉製耳輪。実物と想定復元品。
 
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人獣型宝玉製耳輪。
2千年から3千年前の宝玉製耳輪が1個のみ残片として出土した。他の集落からもたらされた可能性がある。
2016年に見学した台東の国立台湾史前文化博物館では、2千年から3千年前に栄えた卑南文化遺跡からの出土品として、双人獣形玉製耳飾りを展示している。https://blogs.yahoo.co.jp/yuuutunarutouha/36179752.html

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