2017年10月17日(火)。
遺跡からは90枚以上の中国製銅銭が出土しており、多くは唐・宋の時代のものであるが、中には魏晋南北朝の五銖銭(ごしゅせん)も出土している。中国との交易や物々交換により得られたものと考えられる。
銅銭の縁には穴が開けられており、糸が通せるようになっていた。十三行の人々は貨幣というよりも装飾品と使用していたとみられる。
遺跡からは11個の青銅製の刀の柄が出土した。刀の部分は鉄製なので、腐食して残っていない。。立っている人型のレリーフが特徴で、生き生きとした表情と、身につける各種のアクセサリーが見える。
来源は不明で、十三行人が作ったのではなく、他民族との交易で得たものだと思われる。台湾南部パイワン族の貴族は同種の青銅刀を祭祀用に伝来している。
交易や交換を通して中国や東南アジアから得たとみられる。
2016年に見学した台東の国立台湾史前文化博物館では、2千年から3千年前に栄えた卑南文化遺跡からの出土品として、双人獣形玉製耳飾りを展示している。https://blogs.yahoo.co.jp/yuuutunarutouha/36179752.html