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台北 芝山岩展示館 その1 大屯火山群 台北湖 先史文化

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芝山岩展示館。台北市士林区。
20171018日(水)。
芝山岩展示館は芝山文化生態緑園内にある。
 
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芝山岩展示館。説明。
戦後、芝山岩は軍事用地として使用された。展示館は軍用営舎を転用したものである。
 
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芝山岩の立体模型。左が芝山巌恵済宮、中央に駐車場、右に芝山岩百二崁。
 
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芝山岩の立体模型。中央が芝山巌恵済宮、左が雨聲街、右が至誠路。
 
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芝山岩展示館。展示入口。女子学生の団体が見学していた。
 
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芝山岩展示館。展示入口。
 
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近年の芝山岩。東から西方向と思われる。左の川は外雙渓。奥に、基隆河と淡水渓。
海拔51.8m、東西長約400m,南北約150m
 
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周辺が水没した芝山岩の古写真。
 
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芝山岩の古写真。
 
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芝山岩の形成過程。大屯火山群の噴火。
芝山岩を含む台湾の基盤地層は2000万年に浅い海底が堆積した「大寮層」で、600万年前にユーラシアプレートとフィリピンピンプレートの運動により海底から隆起した。
 
大屯火山群では、約280万年前から250万年前に第1期の火山活動が発生し、台湾島北岸に原始の大屯山が形成された。約80万年前から、20万年前まで続いた第二期の火山活動はかなり活発で、今日の七星山などが形成された。6050万年前の期間に七星山はさらに大規模な噴火をして、山頂部に火口が残っている。淡水河の対岸でも火山が噴火し、今日の観音山が形成された。
 
大屯火山群は、西環太平洋火山性地震多発帯上に位置し、マグマ活動と関連する地熱活動が今だ頻繁で、北投と金山の間には硫黄噴気口、蒸気孔、地熱、温泉が分布している。
 
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芝山岩の形成過程。陥没が起き、古台北盆地ができる。
 
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芝山岩の形成過程。約
6000年前、古台北盆地に海水が流入して、鹹水(かんすい)湖(塩水湖)の台北湖となる。
第3紀層砂岩の小山である芝山岩、圓山、宝蔵岩の三つの島のみが湖面に露出していた。
 
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芝山岩の形成過程。河川が砂泥を運んで堆積し沼沢地となり、次第に現在の台北盆地ができあがった。
 
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台北湖松山層の牡蠣。
6000年前。長さ40㎝、重さ1.86㎏。
現在の牡蠣は長さ810㎝、重さ1030gである。
 
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芝山岩から出土する先史文化。新しい文化から古い文化の順。
十三行文化。約1800年~500年前。少量の陶器が出土。
植物園文化。約2500年~2000年前。耕作技術が進展。陶器製作。拍印方格文、折線文。
圓山文化。約3200年~2500年前。出土文化中、最も広範豊富に出土。
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芝山岩文化。約
3700年~3200年前。耕作・狩猟技術進展。稲・小米。彩陶・黒皮陶。
訊塘埔文化。約4500年~3700年前。陶器。縄紋・紅陶。
大坌坑文化。約7000年~4500年前。最初の新石器文化。狩猟と植物採集。粗縄紋陶器。
 
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芝山岩の地層。下部から大坌坑文化、芝山岩文化の標示。
 
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芝山岩から出土する先史文化の文化別分布。
 
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大坌坑文化。
 
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芝山岩文化。
 
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圓山文化。
 
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植物園文化。

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