ベトナム軍事歴史博物館。2013年1月22日(火)。午前中、ホーチミン廟と世界遺産タンロン遺跡を見学し、徒歩で南にあるベトナム軍事歴史博物館へ向かった。屋外には、北ベトナム軍、アメリカ軍の戦闘機、戦車、爆弾などが展示されている。背後はタンロン遺跡の一部にあたる国旗掲揚塔。
ベトナム軍事歴史博物館。青銅製の剣。BC3~BC1世紀。北中部ゲアン省出土。
短剣。BC5~BC1世紀。タインホア省ドンソン出土。
短剣。BC5~BC1世紀。タインホア省ドンソン出土。
ベトナム軍事歴史博物館。立体模型。ベトナム戦争時の落とし穴。
ベトナム軍事歴史博物館。階上から見る屋外展示。
ベトナム軍事歴史博物館。北方向にタンロン遺跡の端門が見える。
ベトナム軍事歴史博物館。1954年ディエンビエンフーの戦闘時におけるフランス軍とベトナム戦争時のアメリカ軍の撃墜された航空機の破片。
ベトナム軍事歴史博物館。1975年4月30日、サイゴン陥落のさい、大統領官邸に突入した戦車。
ベトナム軍事歴史博物館。様々なトラップの鉄釘。
博物館を出て、南西すぐのベトナム国立美術博物館へ徒歩で向かった。
博物館を出て、南西すぐのベトナム国立美術博物館へ徒歩で向かった。
ベトナム国立美術博物館。考古学資料・仏教美術資料および近代美術が展示されている。
ベトナム国立美術博物館。人面・獣面の壁面彫刻。複製。BC8000年。西北部ホアビン省ドンノイ洞窟。ホアビン文化は、ベトナムホアビン省の洞窟・岩陰遺跡群から名づけられた文化で、原初的な形態の石器に加えスマトリアスなどの進んだ形態が特徴であり、部分的に磨製した石器も現れる。食料残滓に貝殻(淡水のタニシやカタツムリ)、獣骨の層が伴う。年代測定ではほぼ1万1000から7500年前で、中石器文化に位置する。この文化は大陸部全域からマレー半島、スマトラ島まで広く分布する。
ベトナム国立美術博物館。阿弥陀仏坐像。紅河デルタ地方バクニン省。1057年。
ベトナム国立美術博物館。千手観音菩薩坐像。紅河デルタ地方ヴィンフック省。16世紀。
ベトナム国立美術博物館。日本人少女の肖像。1942年にベトナム人画家が鉛筆とクレヨンで描いた作品。
美術博物館見学後、南に隣接する文廟へ徒歩で向かう。ただし、入口は北側ではなく南端にある。
美術博物館見学後、南に隣接する文廟へ徒歩で向かう。ただし、入口は北側ではなく南端にある。
文廟。奎文閣の門。文廟は1070年に孔子を祀るために建立された廟で、1076年にはベトナムで最初の大学が開設され、多くの学者や政治指導者を輩出した。敷地内には多く建物が建てられているが、中でも19世紀に建てられた奎文閣は、10万ドン札にも描かれたベトナムを代表する建築物である。
奎文閣。亀を下にした石碑は82個あり、15世紀以降300年間の科挙試験の合格者1308人の名前が刻まれている。
奎文閣。内側には大きな池がある。
奎文閣。孔子像が鎮座する本殿前で記念撮影をする女子学生は清楚なアオザイに身を包んでいる。
16時頃になり、本日の見学を終了し、ホテル方面へ戻ることにし、タクシーに乗車した。
16時頃になり、本日の見学を終了し、ホテル方面へ戻ることにし、タクシーに乗車した。
ハノイ駅。タクシーの運転手に頼み、撮影のため立ち寄ってもらった。風格のある鉄道駅ではある。
フォー屋「フォー・ティン」。歩き方にハノイで一番のフォー屋と書いてあるので、タクシーでここまで来た。食事どきはものすごく混むというが、16時30分頃だったので、客はまばら。うなぎの寝床のような狭い店内だった。
フォー屋「フォー・ティン」。フォーのメニューはフォー・ボー・タイしかない。牛の半生肉、ネギ、アサツキがびっしりと盛られ、米麺の白さを際立たせている。
この食事をもって、ハノイ観光は終了。翌日からはフエ、ホイアンなどの中部ベトナムの観光となる。
この食事をもって、ハノイ観光は終了。翌日からはフエ、ホイアンなどの中部ベトナムの観光となる。